
子供の「はり」は刺すのではなく特別な「はり」で皮膚を軽くなでるやり方なので、大変気持ちの良いものです。わずかな時間でそれまでの苦労が何だったのかと思うほどよく効きます。これは皮膚に与えた「はり」の刺激で神経のたかぶりを静めることができるために起こる効果です。
- 始めは3〜4回数日おきにやれば十分です。あとは一月に1回ぐらいやっておけば子供はすくすく育ちます。
子供が突然夜中に泣き出し、抱き上げてあやしミルクを飲ませてやっと泣き止ませ、そっと布団に寝かせたらまた泣き出す。そんな経験は皆さん少なからずお持ちでしょう。どの子にも見られることですが、夜泣きがきつい子は毎晩何度も泣いて大人を寝かせてくれません。家中寝不足で大変な思いをすることもあります。
- 小児科医や保健婦さんに相談しても「様子を見ましょう」と言われてしまいます。実は夜泣きは「小児はり」をする鍼灸院で治すものなのです。乳幼児の脳は毎日大量の新しい刺激を受けてそれを処理しているので、大人が考えるよりずっと神経が疲れています。だから時々神経のたかぶりを静めてあげる必要があるのです。つまり、夜泣きは子供の神経的な疲れからくる症状です。
- そのまま放置せずに是非お子さんに「小児はり」を受けさせてあげてください。皮膚を「小児はり」でなでてあげると夜泣きが治ってぐっすり眠ります。その後は見違えるように元気になり、食欲も出ていつもニコニコです。
- ついでにお母さんの睡眠不足も解消され育児の楽しさが戻ります。
- ◆夜泣きの実例/生後11ケ月女児
- 生後7ヶ月の頃から激しい夜泣きで家中寝不足が続いて困っていました。落ち着いたと思って寝かせるとすぐに泣き出すので、いつまでも抱いていなければならない状態だったそうです。
- ところが「小児はり」をすると、その晩からぐっすり眠るようになりました。その後続けて4回治療したら夜泣きはなりをひそめ、すぐに泣き止むようになりました。
- 初めて治療に見えたときは、余り声もあげず元気が無かったのですが、夜ぐっすり眠るようになってからはよく動くようになり、声も出て大変元気になりました。

- 5〜6歳を過ぎても夜尿を認める場合を「夜尿症」と定義するそうですが、大概私のところに連れてこられるのは小学校3、4年生が多いようです。ほとんどの子は小学校にあがった頃にかかりつけの小児科医に相談しているものの「怒らない、起こさない、焦らないでもう少し様子を見なさい。」と言われて放置されて来ているようです。
- これまで私が扱ったケースは特別な病気(膀胱尿道逆流症)を除いては皆さん良くなっています。治療に要した期間は1ヶ月から最長1年7ヶ月でした。薬を使わずこのぐらいの期間で良くなるのなら、鍼灸は効果的な治療法ではないかと思っています。
- ◆おねしょの3大原則
- おねしょの3大原則は「怒らない、起こさない、焦らない」です。でもそれだけではこじらせない効果はあっても積極的に治す方向へは行きづらいようです。
- ◆夜尿症の原因
- 夜尿症の原因には次のようなものがあげられます。
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- 寝ている間おしっこを作らないようにするホルモンが足りないため沢山おしっこが作られてしまう。
- おしっこをためておく膀胱がまだ小さくて朝起きるまで持たない。
- 眠りが深すぎておしっこが出たくなっても目が覚めない。
- 精神的なストレスがある。
- おしっこが膀胱から腎臓へ逆流する異常がある。
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- ◆おねしょを分類
- そこで、おねしょを分類すると、
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- 日中のお漏らしは無いが、夜はずっぷり濡れるほど大量のおねしょをするタイプ。
- 日中もおしっこが近く時々お漏らしをする。おねしょは明け方のタイプ。
- 両方が混じっているタイプ。
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- の3つに分かれます。治療を始める前にこうした分類をするのに夜間の尿量と我慢できる尿量を量ってもらいます。その辺のことは「おねしょナビ」と言うホームページに詳しく出ていますので参考にしてください。
- ◆治療は
- 治療は週に1回来院していただいて「小児はり」とお灸をします。お家では生活の改善とお灸をすえていただきます。「小児はり」は身体をなでるものなので、痛くなく気持ちのよいものです。お灸も子供が嫌がるほど熱くはすえません。跡も残りませんのでご安心下さい。それとおねしょ日誌をつけていただきます。生活指導は子供の様子を見ながらやっていきます。
- ◆なぜおねしょに鍼灸が効くか
- なぜおねしょに鍼灸が効くかというと、「小児はり」が自律神経のアンバランスを整えホルモンの分泌を正常に戻すのと、お灸が冷えを取り、膀胱の過敏性を軽減するためおしっこを沢山溜めておけるようになるからです。また、お家でのお灸を通して親子の関係が良い方に変化することもストレスを減らす力になります。治療費は小児はりと同じ1回/840円です。
◆自尊心を大事に
- 運動が得意な長男長女におねしょが多く見られるのは興味深いことです。一見本人はおねしょを全く気にしていないかのように振舞っているのですが、内心はとても気にして、気後れしているようです。それは、おねしょが治るに従ってそれまで以上に口数が増え、屈託のない自然な快活さが出てくることから、治ってみて初めて「アーやっぱり気にしていたんだなー」と分かることが多いものです。
- また、私が扱った子供達は少なからずみんな精神的なストレスが影響していました。ストレスの原因は様々ですが、一言で言えば本人の性格と人間関係でしょうか。子供の心が思った以上にやわらかい事を親御さんが理解できると治りも早くなります。治療を始めるとおねしょをしない日が増えてきます。そしてついには大丈夫と思える日を迎えるのですが、大概学校で褒められることが起こり、自尊心が満たされると自信が湧いてきてそれを転機にグッと良くなるようです。
- ◆おねしょの実例/小3男児
- 週4〜6回のおねしょが保育園の年中ごろから続いていて、漢方薬を飲んだこともあったが治らなかったと来院されました。
- 11月の中ごろから治療を開始し、治療直後から5日間おねしょが止まったものの、その後は調子の良いときと悪いときの波がでて来ました。父親に叱られた日は必ず失敗することがはっきりしたので、その旨父親に気をつけてもらいました。
- その後の観察で環境の変化や疲労などでもおねしょをしてしまうことが分かって、かなりデリケートな子供だと母親も理解しました。4月には相性の良い先生が担任になったことがプラスに働きました。6月ごろには週に1回ぐらいの失敗率になり、後は本人の成長を待つことにして治療を終了しました。その後程なく良くなりました。
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