花粉症とツボ刺激の関係:鍼灸師が実体験から感じた“軽い刺激”の意外な効果
- 1月21日
- 読了時間: 3分

花粉症を発症したきっかけと体調との関係
実は私自身も花粉症を抱えていました。発症したのは20代後半、病院研修生のころでした。、当時は寝食を忘れて勉強に没頭していた時期でもあり、疲労や環境の変化が影響したのかもしれません。50代で扁桃腺を摘出するまで悩まされました。
当時は室内での仕事は良いのですが、外気に多く触れると悪化しやすく、車の窓を開けて走った後は症状が強く出ました。自律神経の影響は大きく、疲労が溜まると悪化し、のんびり過ごす日は軽い。肩こりや足の冷えや、仕事に追われると鼻水が止まらなくなるのに、一段落すると急に楽になる。そんなことを繰り返してきました。
鼻づまりが一瞬で軽くなる“顔面の反応エリア”
あるとき鼻粘膜のむくみがひどくて、全く鼻呼吸ができなくなりました。あれこれもがいているうちに、たまたま鼻の頭を軽くこするとスッと鼻が通ることに気づきました。
そこで試しに顔のあちこちをこすりながら鼻の通りを観察すると、鼻を取り囲むエリアに、こすると鼻の通りが良くなるポイント”が集まっていることが分かりました。
迎香(げいこう)、印堂(いんどう)、上星(じょうせい)といった鼻閉に使われる代表的なツボは、まさにこのエリアに含まれていたのです。
ツボ刺激と血管反射の関係
皮膚を軽くこすっただけで瞬時に鼻が通る反応の速さと、持続時間の短さから、皮膚刺激によって鼻粘膜の血管が反射的に収縮し、鼻粘膜の膨張がわずかに引くことで鼻腔に隙間が生まれるのではないかと推察しました。
押すよりも“軽くこする”方が反応しやすい印象があり、刺激の強さよりも「軽さ」が鍵になっているように感じます。
子どもの鼻づまりにマグレイン(金粒)を試したとき
風邪気味になると息子は喉や鼻が腫れ、寝ている間に呼吸が苦しくなることがありました。そこで迎香にマグレイン(小さな金属粒)を貼ってみました。
すると、いびきが小さくなり、次第にスースーと空気が通る音に変化。私自身も安心して眠れるようになりました。それ以来、風邪で苦しそうなときにはマグレインを活用しています。
花粉症シーズンに自分自身で試したマグレイン
花粉症の季節は仕事が立て込むと鼻水が止まらなくなるので、迎香にマグレインを貼ってみました。
すると鼻水が落ち着いた感じがしたので、少しは効いているのかな?と思っていたら、偶然片方だけ取れた途端に症状が戻り、その効果を実感しました。目のかゆみに対しては、目じりのそばに位置する瞳子髎(どうしりょう)というツボに貼ってみたところ、かゆみをあまり気にせず一日中仕事がしやすくなりました。
患者さんにも試してみたら
そこで、しゃみを連発していた患者さんの迎香にマグレインを貼ってみたら、10分ほどで鼻水をすする間隔が減り、「これいいですね」と言われました。
自律神経のリズムと軽刺激の可能性
鼻腔は自律神経の働きで一定の周期で広がったり狭くなったりします。横になると上側の鼻が通りやすくなるのもその一例です。
こうした身体のリズムを、軽い皮膚刺激が程よく刺激しているのかもしれません。
花粉症でお悩みの方はお気軽にご相談ください。
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