帯状疱疹後神経痛と誤診され続けた背部痛、原因は運動のし過ぎだった
- 2025年11月22日
- 読了時間: 3分
更新日:3月9日

手術後は週5日ジム通い。元気に過ごしていた70代女性
もともと側弯症による腰痛があり、2年前に金属プレートとボルトで固定する手術を受けて痛みは大きく改善。
術後は運動を再開し、週5日ジムに通うほど活動的に過ごされていました。
左背部に水ぶくれが出現し帯状疱疹と診断
約5か月前、左背部に数個の水ぶくれが出現し皮膚科で帯状疱疹と診断。
処方薬で皮膚症状は10日ほどで落ち着きました。
しかしその後も同じ部位に繰り返し痛みが出現。
整形外科・胃腸科・呼吸器科を受診しても「帯状疱疹後神経痛」と診断され、痛み止めを処方されるだけで改善が見られませんでした。
仰向け・横向きで10分ほどで痛む。睡眠も妨げられる状態に
来院時は、仰向けや横向きで寝ると10分ほどで締め付けるようなビリビリした痛みが出て、夜間に何度も目が覚めてしまうほどつらい状態でした。
これまでにかかった医師全員が「帯状疱疹後神経痛」と診断していたようですが、
改めて痛みの性質、位置・誘発動作などを確認したところ、
帯状疱疹後神経痛の特徴は見られず、
運動負荷のかけすぎによる筋・筋膜性の背部痛ではないかと判断しました。
「お願いだから運動量を減らして」
医師から「運動しても問題ない」と言われたことに発奮して、
ご本人は医師の想定を超えた運動を続けていたようで、
「運動中毒」になっていました。
そこで、運動量を減らすようにお願いしても、なかなか「うん」と言ってくれません。
そこで、「試しに3日間だけ軽めのメニューにして欲しい」と懇願し、
ようやくOKが出ました。
運動強度を半分に調整+鍼治療で睡眠も改善
運動量を3割ぐらい減らしてみたら、「なんかいいみたい」となり、
さらに強度を半分に調整し、鍼治療を組み合わせたところ、
夜間の痛みが減り、睡眠も改善。
20日間で5回の施術で痛みは消失し、薬も不要になりました。
誤診の原因は「帯状疱疹後神経痛=生涯続く痛み」という認識
医療現場では帯状疱疹後神経痛は「生涯続く痛み」と認識されています。
診断が間違っていなければ、「よくなることはない痛み」と医師は考え、
患者さんが痛みに気を向けすぎないように誘導しようとします。
こうなると、患者さんが痛みを訴えるほど「まあ、落ち着いて」となだめられてしまいます。
運悪く帯状疱疹が出た後に運動痛が重なったことと、
背骨の手術を受けたにもかかわらず、患者さんが怖がらずに運動したことで
問題がこじれてしまったようです。
意外と単純なことが原因のことも
医師は、命にかかわる病気や、QOLに大きな影響を与える問題を見落とさないように
細心の注意を払いますが、そうでないと判断すると対応は淡白になります。
原因が日常生活の中に潜んでいる場合、いつまでも見つけられないことが起こります。
「薬を飲んでも良くならない」
そんな場合は、一度ご相談ください。
%20(1).png)



コメント