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症例紹介カテゴリー「皮ふ」のご案内|お灸という「火消しの合図」―皮ふ科治療の限界を超えて

  • 3月5日
  • 読了時間: 2分

更新日:4 日前

足の裏に魚の目が二つあり、黄色い円と青い矢印で位置を示している写真。
足の裏にできた2つの魚の目の写真

皮ふは「戦いの最前線」です


いぼ(ウイルス感染)や、面疔・ひょうそ(細菌感染)。これらはすべて、皮ふという城壁で起きている「局所的な戦争」です。


皮膚科での液体窒素や抗菌薬は、いわば「専門の消火隊」が駆けつけて処理をするようなもの。


しかし、相手が手強かったり、場所が悪かったりすると、なかなか火が消えずに長期戦になってしまうことがあります。


「お灸」は脳への緊急信号


なぜ、そこにお灸が効くのでしょうか? お灸の熱は、皮膚の下で「火事です!」という緊急信号(発熱反応)を脳へ送る合図です。


すると、脳は「おっと、そこが危ないのか!」と気づき、体中の火消し部隊(免疫細胞)をその場所に集中させます。


普段は無視されていた局所の戦場に、栄養豊富な血液と白血球がどっと押し寄せ、一気にウイルスや細菌を排除し始めるのです。


皮ふ疾患別・お灸の役割


・いぼ(尋常性疣贅など): 「根の深い侵入者」です。お灸の熱でウイルスに「ここはお前の居場所じゃないぞ」と強烈な警告を出し、免疫に追い出させます。


・魚の目(鶏眼): 異物というより「過剰な防衛反応(タコ)」です。芯の奥まで熱を届け、凝り固まった細胞を「解体」し、代謝を促して追い出します。


・面疔・ひょうそ: これらは細菌による「急な放火」です。特にひょうそは激痛を伴いますが、お灸が痛みを引き、膿を排出させることで、外科処置(爪を剥がすなど)を回避できるケースが多々あります。


私の体験談:面疔とお灸


鍼灸学校の学生時代、顔にできた面疔がズキズキと痛んだことがありました。


「困ったらいつでも来なさい」と言われていたのを思い出し、教室を抜け出して、お灸の実技をやっている教室に入って行って、先生に治療を乞いました。


「ちょうど今面疔のお灸を教えていたところなので、好都合でした」と言われ、その場でツボを取ってもらい、(背中にツボがあります)他の生徒さんにお灸をすえてもらったら、数分で痛みが消えそのまま治ってしまいました。


「お灸って本当に効くんだ」と分かった、初めての体験でした。


病院と鍼灸の「二刀流」


まずは皮ふ科でしっかり診断を受けることが大前提です。


しかし、どうしても治らない、あるいは痛みを伴う治療が怖い。


そんなときは、お灸という「体内の掃除係」を呼び覚ますスイッチを試してみてください。

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