「腫瘍かと…」と不安に。膝裏のしこりの正体
- 2025年12月23日
- 読了時間: 2分
更新日:3月8日

膝裏に現れた“ピンポン球のようなしこり”への不安
70代の女性が
「左膝裏に硬いしこりができて、悪いものではないか心配」
と来院されました。
触診すると、膝裏に 硬くてコロコロ動くピンポン球大の塊 が確認できました。
ベーカー嚢腫とは?
診断は ベーカー嚢腫(のうしゅ)。
膝関節の滑りを良くする 滑液包に水が溜まることで膨らむ状態 です。
• 膝に炎症が起きる
• 関節内の水が膝裏の袋(滑液包)へ逃げ込む
• 結果として膝裏にしこりができる
という流れで発生します。
この方は、膝に軽い痛みがあったにもかかわらず、無理して長く歩いたことがきっかけでした。
腫瘍と勘違いしやすい理由
ベーカー嚢腫は 硬く触れることが多く、痛みが少ない ため、腫瘍と誤解されやすい症状です。
• 膝裏がはれぼったい
• 正座で“物が挟まるような違和感”
• 見た目のふくらみが気になる
といった訴えがよく見られます。
鍼治療とアイシングで1カ月ほどで改善
原因は膝の炎症による水の貯留なので、治療は比較的シンプルです。
行ったケアは以下の通り:
• 膝周囲の鍼治療
• アイシングによる炎症コントロール
• 過負荷を避ける生活指導
週1回の施術を続けたところ、約1カ月で腫れが引き、しこりは気にならなくなりました。
途中で念のためMRI検査も受けられましたが、診断は同じくベーカー嚢腫でした。
再発しやすいが、早めのケアで悪化を防げる
ベーカー嚢腫は、膝に負担がかかると再び腫れやすい傾向があります。
この方も、無理をすると膝裏がふくらむことがありましたが、早めの施術で悪化せずにコントロールできています。
まとめ:膝裏のしこりは“水が溜まっただけ”のことが多い
膝裏にできるしこりは不安を感じやすいものですが、
ベーカー嚢腫は適切なケアで改善しやすい症状 です。
• 膝の炎症
• 過度な負担
• 水の貯留
これらが原因となるため、
早めの治療と負担の調整が改善の鍵 になります。。
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