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背骨の老化と使いすぎから起こる背中の痛み

  • 2025年12月11日
  • 読了時間: 2分

更新日:3月9日

人間の背骨を側面から見た図。頸椎(ピンク)、胸椎(青)、腰椎(緑)、仙骨(黄)、尾骨(紫)に色分けされている。赤い矢印は頸椎と仙骨の湾曲を、青い矢印は胸椎と腰椎の湾曲を示しており、加齢による椎間板の変性が起こる部位を視覚的に説明している。
中年以降に増える背中の痛み:椎間板の変性と背骨の老化の順序を示す図

急な背中・腰の痛みで来院した65歳男性のケース

行事でテント張りを手伝った翌日から背中と腰が痛くなり、背中を丸めた姿勢で来院されました。

痛みの中心は みぞおちの裏側あたり(胸椎の下部〜腰椎の上部) で、押しても叩いても痛みがあり、筋肉の強いこりが確認できました。

この部位に鍼を行い、低周波を流す治療を3回続けたところ、痛みは改善しました。


草刈り作業後に脇腹の痛みが続いた58歳男性のケース

連日草刈り機で作業をした後、右の脇腹の痛みが取れず来院されました。

マッサージでは改善せず、背中を触ると みぞおちの裏側の背骨周辺に強い圧痛 がありました。

固くなった深部のこりを丁寧にほぐしながら治療を進め、6回の施術で痛みは改善。

その後も同じ痛みを繰り返すたびに鍼治療で回復していましたが、念のため整形外科でレントゲンを撮ったところ、

椎間板の薄さと背骨の変形(加齢変化) が確認されました。


背骨には“老化しやすい順番”がある

背骨は年齢とともに変性しやすい場所が決まっています。

• 最初に変性しやすいのは首と腰の一番下(赤い矢印)

• 60歳頃からは背骨のカーブの頂点や変わり目(青い矢印)が傷みやすくなる

特に以下のような作業は、青い矢印の部分に負担が集中します。

• 果樹の剪定など腕を上げる作業

• 草刈りのように身体を繰り返しひねる作業

こうした負担が積み重なると、背中の痛みが前側(みぞおち・脇腹)にまで広がることがあります。


加齢で弱くなった背骨に負担がかかると痛みが出る。鍼はそこに効く

背骨や椎間板が加齢で弱くなった場所に負担がかかると、深部の筋肉が強く緊張し、痛みとして現れます。

鍼治療はこのような痛みにとても効果的です。

• 深部のこりに直接アプローチできる

• 老化によって弱くなった部分をかばう筋肉の緊張を緩められる

• 単なる「使い過ぎ」ではなく、加齢変化を踏まえた治療ができる

年齢とともに増える背中・腰の痛みには、鍼灸が大きな助けになるケースが多くあります。

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