膝痛で寝たきりを心配していた90代女性が、散歩できるまで回復した経過
- 2 日前
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来院時の強い膝の変形と腫れ
90代の女性の方が、「一ヶ月前から両膝が痛くて踏ん張れない」と娘さんに支えられながら来院されました。整形外科では「膝の軟骨が減っている」と言われ、痛み止めを処方されたものの、症状は変わらなかったそうです。来院されたのは11月末のことでした。
初めてお会いしたとき、膝は強いO脚になっており、特に右膝は外側に大きく曲がって腫れと熱があり、痛みでほとんど曲げられない状態でした。左膝はゴリゴリと音を立てながらも、なんとか90度ほど曲がる状況です。
歩行困難と強い不安
ご本人は「右膝に力が入らなくて歩けない」と強い不安を訴え、寝たきりになるのではという恐怖から、無理に歩く練習を続けてしまい、かえって悪化していました。
膝の炎症を抑える鍼とアイシング
まずは膝に鍼を行い、アイスノンでしっかり冷やしました。さらに足や肘にある関連するツボにも鍼をして、10分ほど膝の曲げ伸ばしをしていただくと、先ほどまで全く動かなかった膝が少しずつスムーズに動くようになり、ご本人の表情にも落ち着きが戻ってきました。
その日は「膝をしっかり冷やすこと」と「数日間の安静」をお願いしました。治療を終えて帰られる頃には、来たときよりも歩きやすくなっていました。
膝の曲がりが改善し、リハビリを開始
その後、5回の治療で膝の熱が引き、両膝とも90度まで曲がるようになったため、椅子につかまりながら足踏みをするリハビリを開始しました。9回目の治療では、両膝が120度ほど曲がるようになり、腫れもほとんどなくなりました。
片足立ちで膝痛が再燃
12月末には、両手に杖をついて歩いていた状態から、杖なし歩行にも挑戦できるように。年明けに整形外科で注射を受け、一時的に痛みが軽くなったため片足立ちを試したところ、再び痛みが出てしまう場面もありました。
歩行の安定と生活意欲の回復
2月に入るとテレビを見る意欲が戻り、買い物に出かけた際には思うように歩けず怒ってしまうこともあったそうですが、治療を続けるうちに少しずつ気持ちも前向きに。内股を締める運動を追加するとO脚が改善し、5月には散歩にも出られるようになりました。
6月半ばには、娘さんの手を軽く握りながらも、すたすた歩けるほどに回復。散歩や手作業も自分から進んで行うようになり、治療も月5回から月2回ほどに減らして現在も通院されています。
家族の安心と本人の自信の回復
娘さんからは「一時はどうなるかと思ったけれど、元のばあちゃんに戻って本当に良かった」と喜びの声をいただきました。
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