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大きく息がつけない腰痛と股関節痛|原因の臨床推論と改善までの治療記録

  • 5 時間前
  • 読了時間: 3分
卓球をする男女のイラスト。ラケットを振る動作で股関節に負担がかかる様子を示すイメージ。
卓球の動作で股関節に負担がかかりやすい場面のイメージ

卓球後に突然の腰痛と股関節痛で来院

70代の女性が「10日前から右腰が痛くて大きく息ができない」と来院されました。

痛みが出る3日前に卓球をしており、整形外科では異常なしと診断。湿布と痛み止めを使用しても改善しなかったとのことでした。


息を吸うだけで痛む右腰と、しびれを伴う多彩な症状

大きく息を吸うと右の腰骨付近に鋭い痛みが走り、前かがみや体をねじる動作でも強い痛みが出ていました。

さらに右足のしびれもあり、日常生活に支障が出ている状態でした。

股関節を動かすだけで痛みが走り、可動域検査ができないほどの強い痛みも確認されました。


臨床推論:何が起きているのか?

症状が多彩で重症に見えるため、慎重に鑑別を行いました。

• 骨折の可能性

骨折があれば叩打で強い局所痛が出ますが、それはなし。

• 神経圧迫(ヘルニア)の可能性

神経が圧迫されていれば感覚鈍麻や筋力低下が出ますが、それもなし。

整形外科の診断とも矛盾がないため、

卓球の踏み込み動作で股関節に急激な負担がかかり、炎症が起きて動かせなくなった

さらに

股関節周囲の筋緊張が強まり、神経・血管を圧迫してしびれが出ている

と推論しました。

息を大きく吸うと痛みが走るのは、お腹が膨らむのに連動して腰の筋肉も刺激を受けるせいだろうと推察し、あえて大きな息をついて、患部を刺激しないようにお願いしました。


治療方法:どう対処するのか?

湿布と痛み止めで改善しなかったのは、筋緊張が強いためと判断し、

股関節と腰周囲の緊張した筋肉を鍼で緩める施術 を行いました。

ポイントは、

• 炎症部位は刺激に敏感なため、刺激量を最小限に抑える

• 刺入した鍼を動かさず、筋肉が自ら緩むのを待つ

炎症への対処は薬とシップに任せました。


1回で痛みが6割に軽減、5回で自転車通院が可能に

• 1回目:痛みが約6割に軽減

• 2回目:深呼吸しても痛みが出なくなる

• 4回目:痛みは3割程度に

• 5回目:自転車で来院できるまで回復し、治療終了

短期間での改善は、普段から活動的で回復力が高いことも影響していると考えられます。


活発な70代が増える今、スポーツによる股関節負担に注意

卓球のフットワークやスマッシュなどの動作は膝や股関節に大きな負担がかかります。

60歳も過ぎると、刺激に反応する時間がかかるようになり、筋肉痛や関節痛は3日後に現れます。

ゲームに夢中になった数日後に、突然膝や股関節の痛みで動けなくなることは珍しくありません。そのことを頭において、楽しんでほしいものです。

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