top of page
ECFV (1280 x 250 px) (1).png

70歳過ぎての五十肩

  • kazzh14
  • 2 日前
  • 読了時間: 2分

肩の痛みに悩む女性。無理なリハビリで悪化した炎症が表情ににじむ一場面。
肩の痛みに悩む女性。無理なリハビリで悪化した炎症が表情ににじむ一場面。

70代・女性

 一年ほど前から肩の痛みが始まり、整形外科で痛み止めを処方され服用していたそうです。医師から「動かした方がいい」と言われ、自宅でリハビリ本を見ながら続けていたものの、なかなか改善せず来院されました。


 肩関節の炎症のピークは過ぎているものの、まだ炎症が残っている状態でした。

そこでまずはアイシングで炎症を抑え、痛みによって硬くなった首・肩まわりには、その緊張をほぐすための鍼をしました。


 お話を伺うと、炎症がまだある時期に無理に動かしすぎたことで、かえって炎症を悪化させてしまったようです。そのため「痛くない範囲でできるリハビリ」に変更していただくと、徐々に夜も眠れるようになり、週1回の治療を9回続けたところ、痛みなく肩を動かせるようになり終了となりました。


補足

肩関節周囲炎は50代で多いため「五十肩」と呼ばれますが、実際には年齢を問いません。腕の使いすぎや肩への負担が重なると、70代でも90代でも発症することがあります。


 一般的に、炎症がおさまるまでに約2ヶ月、そこから可動域が戻るまでに半年〜1年ほどかかります。特に炎症期に無理に動かしすぎると炎症が長引き、痛みもなかなか引きません。また加齢とともに回復にかかる時間も延びるため、慎重にケアしていくことが大切です。

コメント


カテゴリーメニュー

bottom of page