ぎっくり腰の再発が止まらない?1ヶ月の休業から2週間で畑仕事に復帰できた「心と体」の謎解き
- 19 時間前
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これまでの経過
4年前、車から降りて屈んだら腰が痛くなり、翌朝には左足が痺れ1週間の入院した。
その後半年間、ブロック注射に通い、ようやく1年は無症状で過ごせたが、仕事で右足のペダル操作を5時間続けたのをきっかけにギックリ腰を繰り返すようになり、1ヶ月前から仕事を休んでいる。
立っていると腰が軋む(きしむ)ように痛いので、家事もできず寝てばかりいるとので何とかしてほしいと40代の女性が来院しました。
重症に見える経過に隠された「意外な正体」
これまでの長い経過と重い症状を聞いて、深刻なヘルニアや構造的な問題を疑ったので、慎重に所見をとったら、幸いにも神経学的な異常は見当たりませんでした。
実際の原因は、「左腰から臀部にかけての筋膜痛(きんまくつう)」と、痛みへの恐怖から、脳が痛みに過敏になり、症状を長引かせていたようでした。
鍼(はり)治療とアドバイスで劇的改善
治療は、痛みを生じさせているトリガーポイントへの鍼治療を選択しました。
1回目の施術: その場で痛みが軽減。
アドバイス: 「腰をかばわずに、普通に動いて大丈夫ですよ」と脳のブレーキを外す指導。
2回の施術後: 念願だった畑仕事ができるまでに回復。
2週間(計4回): ほぼ完治の状態へ。
あんなに苦しんでいた症状が、なぜこれほど早く改善したのでしょうか?
職場環境の重要性
これまでの行動履歴を紐解くと、職場での過度な身体的負担と、それに対する精神的な不安が症状を増幅させていることが推察されました。
「配置換えを相談してみてはいかがですか?」
そうお話ししたところ、患者さんは勇気を出して上司に相談。
業務内容の調整がスムーズに行われたことで、再発への不安という「心の重荷」が取り除かれ、スムーズな社会復帰が実現したのです。
まとめ:医学的な見立てと「社会的な困難」のギャップを埋める
職場環境の改善を求める交渉は、心理的ハードルが高いものです。
しかし、ストレスを抱えたままでは、たとえ身体的な症状が軽くても痛みは長引いてしまいます。
私たちは、単に痛みを取るだけでなく、患者様が抱える「背景」を察知することを大切にしています。
物理的な治療と心理的・社会的なアプローチを組み合わせることで、過度な医療介入を避け、最短ルートで元の生活を取り戻すお手伝いができると考えています。
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