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立ち上がると膝の外側がビーンと痛む原因は?登山後に発症した腸脛靱帯炎が鍼で改善した60代男性の症例

  • 2025年12月10日
  • 読了時間: 2分

更新日:3月9日

椅子に座った人物が膝に赤い矢印を向けられ、立ち上がる動作を示すイラスト。膝に力が入らない様子を強調する構図
椅子から立てない膝の違和感——腸脛靱帯炎の症例紹介

登山後から続く膝の痛みで来院した60代男性

1年前に登山をした際、急斜面を下る途中で右膝に痛みが出て以来、正座ができなくなっていました。

さらに2カ月前からは、椅子から立ち上がろうとすると 右膝の外側がビーンと響くように痛み、力が抜けてしまう ようになったとのこと。

左足で立ち上がってしまえば痛みは消えるため、余計に原因が分からず不安が募っていました。

また、長時間運転すると右脚の外側が苦しくなり、脚を伸ばすと楽になるという症状もありました。

O脚が原因かと思い、1カ月前からスクワットやストレッチを続けてみたものの改善せず、当院へ来院されました。


原因は腸脛靱帯炎(ちょうけいじんたいえん)だった

診察すると、太ももの外側にある幅広い靱帯「腸脛靱帯(ちょうけいじんたい)」が、膝の曲げ伸ばしの際にこすれて痛みを起こす

腸脛靱帯炎(ランナー膝)

であることが分かりました。

登山の下り坂は膝に強い負担がかかり、腸脛靱帯炎を起こしやすい典型的な動作です。


立ち上がる時に力が抜けるのは“防御反射”

立ち上がろうとした瞬間に力が抜けるのは、筋力の問題ではありません。

痛みを感知した脳が、

「これ以上動くと危険だ」

と判断し、筋肉を一瞬ゆるめて動きを止める 防御反射 が起きていたためです。

これは膝の故障時によく見られる反応で、治療が進むと自然に消えていきます。


鍼治療で2回の施術後に改善

腸脛靱帯の緊張を緩め、膝の外側にかかる負担を減らすように鍼治療を行いました。

2回の施術で痛みは改善し、立ち上がり時の脱力も消失。

正座も徐々にできるようになりました。


腸脛靱帯炎は“使い方の癖”と“負担の蓄積”が原因になりやすい

腸脛靱帯炎はランナーだけでなく、登山・長時間運転・O脚傾向の方にも多い症状です。

• 下り坂で膝に負担がかかる

• 太ももの外側の筋肉が硬くなる

• 長時間同じ姿勢で運転する

• O脚で外側に負担が集中する

こうした要因が重なると、膝の外側に痛みが出やすくなります。

鍼治療は深部の緊張を直接ゆるめられるため、腸脛靱帯炎の改善にとても有効です。

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