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ペペロンチーノがゴムの味に…コロナ後遺症の味覚障害が改善した経過

  • kazzh14
  • 6 日前
  • 読了時間: 2分
赤い服を着た人物が目を閉じ、黄色いため息を吐きながら困惑した表情を浮かべている。頭上には2つの疑問符が浮かんでいる

50代 女性

 

1ヶ月前にコロナに感染してからペペロンチーノがゴムのように感じ、苦みが強く感じコーヒーが飲めない、塩味を強く感じ出汁の味が分からないので料理をするのに困っている。甘みは分かるので、アイスや果物は美味しいと感じる。

 

煙草や猫のトイレの臭いが分からないので掃除は楽で、嫌いな牛乳も平気で飲める。コロナにかかる前の3割ぐらいしか味覚も嗅覚を感じなくなった。鍼で何とかなりませんかと相談されました。

 

コロナ感染後の味覚嗅覚障害に鍼が即効することがあると学会などで報告されていたので、初めてのケースでしたが治療をお引き受けし、小鼻の脇にある迎香(げいこう)と額にある上星(じょうせい)と言うツボに鍼をして、頸肩、腰背部に浅めの鍼と、うなじと風門(ふうもん)にお灸をすえました。

 

ご本人の感想では、頭に鍼をしたら舌に苦みを感じ、その後お灸とタオルの洗剤の匂いも分かった。帰りは車の芳香剤の匂いが分かった。家に帰って牛乳を飲んだら嫌いな味が戻って飲めなかった。味噌汁の出汁と野菜の味が分かるようになった。猫のトイレは臭いが分かって息を止めて掃除した。からだがふわっと軽くなったと喜ばれました。

 

訳あって月に1回しか来院出来なかったので、その間の経過を毎週FAXで報告してもらいました。

治療直後味覚嗅覚とも8割になり、2日後4~5割に戻り、その後は朝7割、夕4~5割の状態が続き、1ヶ月後2回目の治療を行い、自宅でもうなじと合谷(ごうこく)に千年灸をすえてもらう事にしました。

 

治療後3日目で味覚は9割、嗅覚が7割5分、7日後に味覚は10割に回復しました。嗅覚は施灸の度に鼻の通りが良くなり徐々に回復し、4週後の3回目の治療で9割5分となり、その後8割まで戻ったので、渡しておいたコリスポット(ツボ刺激の粒)を迎香に貼り始めたら、1週間で嗅覚が10割に回復しました。  

 

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