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ステロイドの投与が遅れても、きれいに治った顔面神経麻痺

  • kazzh14
  • 2 日前
  • 読了時間: 2分


顔がゆがんだ女性。顔面神経麻痺に不安を抱える女性。まばたきの違和感と心配が表情ににじむ一場面。
顔がゆがんだ女性。顔面神経麻痺に不安を抱える女性。まばたきの違和感と心配が表情ににじむ一場面。

30代 女性 


2日前から目の奥の痛みが出て、その後右の首肩のつらさが増悪。

今朝、右目のまばたきが弱いことに気づき脳外科を受診したところ、

顔面神経麻痺と診断され、ビタミン剤のみ処方されました。

不安で泣き声のまま当院に連絡があり、そのまま来院されました。


状態を確認し、MRIの結果から麻痺がまだ完成していない末梢性の顔面神経麻痺と判断。

完全に麻痺してから回復に向かうことを説明し、心の準備を促しました。

同時に、早期にステロイドの投与が必要なので耳鼻科の受診をすすめました。


しかし脳外科医は紹介を拒んだため、患者さんが独自の判断で耳鼻科を受診したのが発症から2週間後。耳鼻科では「ステロイド点滴のタイミングを逸したので、効かないと思うが、ステロイドの錠剤を出す」と告げられ、落ち込んで戻ってきました。


しかし、すでに鍼灸治療で目や口元の動きが改善し始めていたため、

ステロイドと併用で回復すると励まし、耳の後ろの圧痛点への自宅灸も指導しました。


その後、医師の予測とは裏腹に、顔の動きは急速に回復

  • 発症から約3週間でまぶたが動き出し

  • 1ヶ月後笑うと口が少し左へ引かれる程度

  • 2ヶ月でほとんど分からないレベルまで改善


末梢性顔面神経麻痺は、早期の適切な対応で十分回復が期待できます。

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