ステロイドの投与が遅れても、きれいに治った顔面神経麻痺
- 2025年11月23日
- 読了時間: 2分
更新日:2月18日

右目のまばたきが弱くなり脳外科を受診
30代女性が、2日前から続く目の奥の痛みと右の首肩のつらさに加え、今朝になって右目のまばたきが弱いことに気づき脳外科を受診。
診断は顔面神経麻痺で、処方はビタミン剤のみ。
不安で涙声のまま当院へ連絡し、そのまま来院されました。
MRI所見から末梢性顔面神経麻痺と判断
状態を確認し、MRIの結果から麻痺がまだ完成していない末梢性顔面神経麻痺と判断。
顔面神経麻痺は、一度麻痺が完成してから回復に向かうことを丁寧に説明し、心の準備を促しました。
同時に、早期のステロイド投与が重要なため耳鼻科の受診をすすめました。
脳外科の紹介拒否でステロイド治療が遅れる
しかし脳外科医は耳鼻科への紹介を拒否。
患者さんは不安の中で独自に耳鼻科を受診したものの、それは発症から2週間後。
耳鼻科では
「ステロイド点滴のタイミングを逸したので効かないと思うが、錠剤は出す」
と告げられ、落ち込んで戻ってこられました。
鍼灸治療で動きが出始めていたため併用を提案
すでに当院での鍼灸治療により、目や口元の動きが改善し始めていたため、
ステロイドと併用すれば回復が期待できると励まし、
さらに耳の後ろの圧痛点への自宅灸も指導しました。
医師の予測に反して急速に回復
治療を続ける中で、医師の予測とは逆に顔の動きは順調に改善していきました。
• 発症から約3週間:まぶたが動き始める
• 1ヶ月後:笑うと口が少し左へ引かれる程度に改善
• 2ヶ月後:ほとんど分からないレベルまで回復
末梢性顔面神経麻痺は適切な対応で回復が期待できる
今回のケースは、
• 鍼灸治療で神経の回復を促したこと
• セルフケアを継続したこと
• ステロイド治療を遅れてでも併用できたこと
これらが重なり、発症から時間が経っても十分に回復が得られた例です。
末梢性顔面神経麻痺は、早期の適切な対応で回復が期待できる疾患です。
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