声がれ(急性喉頭炎)
- kazzh14
- 2 日前
- 読了時間: 2分

60代女性
膝の治療で通院している60代の女性が、
「風邪をひいてから急に声が出なくなった」と来院されました。
ここ2日ほどは、職場でささやくような声しか出なかったそうです。
症状としては典型的な嗄声(声がれ)で、風邪や乾燥によって声帯の炎症・むくみが起き、声が出にくくなったものでした。
乾燥を防ぐためマスクをしてもらい、膝の治療とあわせて頚のこりを鍼で丁寧にほぐしました。
首肩まわりの血流が改善すると、喉・声帯への血行もよくなり、
声帯の回復が早まることが期待できます。
施術後には、
しばらくはマスクで喉の乾燥を防ぐこと
のどを過度に守りすぎず、自然に話すこと
をアドバイスしました。
一般的な声がれ(嗄声)の治療
耳鼻科では、原因となる風邪や炎症に対して、
消炎剤
ネブライザー
ステロイド剤
声の出し方に問題がある場合は音声訓練
などが行われます。
多くの場合、1週間ほどで自然に回復するとされています。
さて、この患者さんですが——。
鍼治療を終えて帰宅し、お客さんと話していたところ、
「急に声が出るようになった」とのことでした。
治療からわずか2時間後の出来事です。
鍼による血流改善の即効性を、こちらもあらためて実感した症例でした。
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