6年間治らなかった舌の痛みが改善|原因不明の口腔症状と緊張クセに気づいた鍼灸アプローチ
- 2025年11月23日
- 読了時間: 2分
更新日:10 時間前

歯科治療中の「苦味」から始まった長い不調
60代女性。きっかけは歯の治療中に突然感じた「苦味」でした。
その後、金属アレルギーを疑われ、銀歯をすべて外したものの症状は変わらず、口腔内の違和感と痛みが続きました。
多くの診療科を受診しても「異常なし」
症状を何とかしたい一心で、
• 耳鼻科
• 内科
• 眼科
• 脳外科
• 麻酔科
と、さまざまな診療科を受診。
米沢・山形・福島・宮城と複数の大きな病院を渡り歩く“ドクターショッピング”の状態になっていました。
しかし、どこへ行っても「異常なし」。
それでも痛みは続き、6年間悩み続けていたそうです。
痛みが軽くなる共通点から見えた“緊張のクセ”
問診と観察から、痛みが軽くなるタイミングには共通点がありました。
• 何かに集中して気が紛れているとき
• 布団をかぶって眠るとき
治療中も舌先で唇の裏を舐め続けており、強い緊張や思い込みのクセが見て取れました。
そこで、無意識の舌の動きや口腔内の緊張が痛みをこじらせている可能性が浮かび上がりました。
舌の無意識な動きと口腔緊張が症状を悪化
舌や口腔周囲の筋肉が緊張すると、
• 痛みの感受性が上がる
• 違和感が増幅される
• “痛みに意識が向く”悪循環が起きる
といった状態になりやすく、原因不明の舌痛症の背景としてよく見られるパターンです。
セルフケア指導で大きな変化が起きた
そこで、口腔周囲の緊張をほどくために、次のセルフケアを提案しました。
• ときどき口を軽く開ける
• 頬をマッサージしながら全身の力を抜く
患者さんは半信半疑でしたが、6日後の来院時には、
と、明らかな改善を実感されていました。
鍼灸治療で全身の緊張が緩み、症状が消失
その後も半月ほど経過を見ましたが、舌の痛みは完全に消失。
肩や首への鍼灸治療で筋緊張が和らぎ、リラックスが促されたことも相乗効果となったようです。
「6年間はいったい何だったのか」患者の言葉が示すもの
最後に患者さんは、安堵の表情でこう話されました。
原因が分からないまま苦しんでいる方は少なくありません。
今回の症例は、“緊張のクセ”に気づくことが症状改善の大きな鍵になることを示していました。
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