江の島と鍼灸の深い縁|奉安殿に残る杉山和一像を訪ねて【聖地巡礼記1】
- 4 日前
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江の島は鍼灸師にとって特別な「聖地」
観光地として知られる江の島ですが、鍼灸師にとっては特別な意味を持つ場所です。今回は、江の島に残る鍼灸ゆかりの史跡を巡った記録を、数回に分けて紹介します。
杉山和一と江の島──鍼灸史を変えた「管鍼法」誕生の地
日本鍼灸中興の祖・杉山和一(すぎやま わいち)は、江の島弁財天に参籠し、のちに日本鍼灸の基本となる「管鍼法」を考案したと伝えられています。
この“痛くない鍼”は大変な評判を呼び、徳川五代将軍・綱吉の治療を行うほどの名声を得ました。その恩義として、和一は江の島に多くの寄進を行ったとされています。
現在でも管鍼法は日本鍼灸の標準技術であり、海外でも「日本の鍼は痛くない」と高く評価されています。
奉安殿に安置される「杉山和一木造座像」

エスカー1を上った先、辺津宮(へつみや)に隣接する奉安殿には、裸弁財天(市指定重要文化財)や八臂弁財天(国重要文化財)と並び、杉山和一木造座像が展示されています。
この像は、和一が生前に自らの姿を彫らせたもので、裏面には
「杉山氏 貞享二乙丑年五月十八日」
と銘が刻まれています。奇しくもその10年後が杉山検校の命日であったと伝えられています。
長らく所在不明となっていましたが、2020年に江島神社内で発見され、修復を経て現在の奉安殿に安置されています。
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