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帯状疱疹の痛みが広範囲に出た65歳男性|発症直後のお灸治療と早期投薬で神経痛を残さず改善した症例

  • 7 時間前
  • 読了時間: 3分
帯状疱疹の痛みを軽減するためのお灸治療をイメージしたイラスト
帯状疱疹の痛み改善を目的としたお灸治療のイメージ

65歳男性:左脇腹のビリビリした痛みで来院。帯状疱疹の再発を疑う

今朝から左脇腹にビリビリとした痛みを感じ、これまで同じ場所に3回帯状疱疹が出ているため「今回もそうだろう」と思い来院されました。

特に免疫力が落ちるような疲労は思い当たらないものの、心配事が続いていたこと、そして1カ月前に4回目のコロナワクチン(モデルナ)を接種したことが気になっていたとのことでした。


痛みの範囲は広く、肩甲骨下から腰、前胸部から下腹部まで

痛みは後ろ側が左肩甲骨の下から腰まで、前側は乳頭の下からヘソの下までと広範囲に及んでいました。

ご本人も「こんなに広い範囲で痛くなったのは初めて」と驚いていました。


発症直後から治療を開始。皮膚過敏のため鍼ではなく“お灸”を中心に

今回は初めて発症直後から治療を依頼されたケースでした。

皮膚に触れるだけで痛みが強く、アルコール消毒でも痛みが増すため、鍼は難しい状態。

そこで 免疫力を高め、帯状疱疹後神経痛を予防する目的で“千年灸”を中心に治療 を行いました。

自宅でもお灸を続けてもらい、3日に1回のペースで来院していただきました。


痛みは脇腹 → 背中 → お腹へと広がり、痛みの種類も多彩に

経過を観察すると、痛みは脇腹から背中、さらにお腹へと広がり、

ビリビリ・チカチカ・ズキズキ・ズーン・ザワザワ

と痛みの表現も増えていきました。

当初は我慢できる程度でしたが、次第に痛みが強くなったため、発症4日目に内科を受診。


内科では帯状疱疹の疑い。痛み止めと神経痛の薬を処方

内科では「帯状疱疹の可能性が高いが、まだ水疱が出ていない」とのことで、

• 消炎鎮痛剤

• タリージェ(神経障害性疼痛の薬)

が処方されました。

しかしタリージェはほとんど効かず、

「むしろ熱めのお灸のほうが楽」とのことで、お灸をより熱いタイプに変更しました。


発疹が出て抗ウイルス薬を開始。1カ月で神経痛を残さず回復

痛み止めを飲み始めて3日後、背中に赤い発疹が出現。

内科で 抗ウイルス薬を1週間分 処方されました。

薬とお灸を併用しながら経過を見たところ、

1週間後に痛みのピークを過ぎ、徐々に痛みの範囲が狭まり、

約1カ月で帯状疱疹後神経痛を残さず回復 しました。


熱めのお灸が痛みと痒みによく効いた。寒さは痛みを悪化させる

経過を通して分かったことは、

• 熱めのお灸は痛みと痒みに非常に効果的

• 寒さは痛みを悪化させる

• お風呂では痛みをほとんど感じない

という点でした。

熱めのお灸は小さな火傷跡が残ることもありますが、

「その場で痛みが楽になるほうがずっと良い」とご本人は話されていました。


早期治療と早期投薬で神経痛を残さず回復できた症例

今回は発症直後から治療を開始し、早めに抗ウイルス薬も服用できたため、

症状は強かったものの 帯状疱疹後神経痛を残さず回復 できました。

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