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帯状疱疹後神経痛と誤診され続けた背部痛、原因は運動のし過ぎだった

  • 2025年11月22日
  • 読了時間: 3分

更新日:5月14日


ピンクのヨガマットの上でボートのポーズ(Navasana)をとる人物。紫のトップスと黒のパンツを着用し、両脚を持ち上げて腕を前方に伸ばし、V字型の姿勢でバランスを取っている。
運動する女性。ヨガのV字型ポーズで、心と体の軸を整える瞬間

手術後は週5日ジム通い。元気に過ごしていた70代女性


もともと側弯症による腰痛があり、2年前に金属プレートとボルトで固定する手術を受けて痛みは大きく改善。


術後は運動を再開し、週5日ジムに通うほど活動的に過ごされていました。


左背部に水ぶくれが出現し帯状疱疹と診断


約5か月前、左背部に数個の水ぶくれが出現し皮膚科で帯状疱疹と診断。


処方薬で皮膚症状は10日ほどで落ち着きました。


しかしその後も同じ部位に繰り返し痛みが出現。


整形外科・胃腸科・呼吸器科を受診しても「帯状疱疹後神経痛」と診断され、痛み止めを処方されるだけで改善が見られませんでした。


寝て10分ほどで痛む。睡眠も妨げられる状態に


来院時は、仰向けや横向きで寝ると10分ほどで締め付けるようなビリビリした痛みが出て、夜間に何度も目が覚めてしまうほどつらい状態でした。


これまでにかかった医師全員が「帯状疱疹後神経痛」と診断していたようですが、改めて痛みの性質、位置・誘発動作などを確認したところ、帯状疱疹後神経痛の特徴は無く、運動しすぎによる筋・筋膜性の背部痛ではないかと判断しました。


「お願いだから運動量を減らして」


医師から「運動しても問題ない」と言われたことに発奮して、ご本人は医師の想定を超えた運動を続けていたようで、「運動中毒」になっていました。


そこで、運動量を減らすようにお願いしても、なかなか「うん」と言ってくれません。


そこで、「試しに3日間だけ軽めのメニューにして欲しい」と懇願し、ようやくOKが出ました。


運動強度を半分に調整+鍼治療で睡眠も改善


運動量を3割ぐらい減らしてみたら、「なんかいいみたい」となり、さらに強度を半分に調整し、鍼治療を組み合わせたところ、夜間の痛みが減り、睡眠も改善。


20日間で5回の施術で痛みは消失し、薬も不要になりました。


誤診の原因は「帯状疱疹後神経痛=生涯続く痛み」という認識


医療現場では帯状疱疹後神経痛は「生涯続く痛み」と認識されています。


診断が間違っていなければ、「よくなることはない痛み」と医師は考え、患者さんが痛みに気を向けすぎないように誘導しようとします。


こうなると、患者さんが痛みを訴えるほど「まあ、落ち着いて」となだめられてしまいます。


運悪く帯状疱疹が出た後に運動痛が重なったことと、背骨の手術を受けたにもかかわらず、患者さんが怖がらずに運動したことで問題がこじれてしまったようです。


意外と単純なことが原因のことも


医師は、命にかかわる病気や、QOLに大きな影響を与える問題を見落とさないように細心の注意を払いますが、そうでないと判断すると対応は淡白になります。


原因が日常生活の中に潜んでいる場合、いつまでも見つけられないことが起こります。


「薬を飲んでも良くならない」そんな場合は、一度ご相談ください。

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