【症例】地震後に始まった夜泣き ― 不安が強まった母子の回復過程
- 2 日前
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地震後に始まった夜泣き:10ヶ月男児のケース
大きな地震から約10日後、 夜中の2時に突然夜泣きが始まった。
抱き寄せると暴れて嫌がり、どう対処してよいのかわからない。と言って10ヶ月の男の子を抱いたお母さんが来院しました。
赤ちゃんの目はつり上がり、怯えた表情をしていました。
初回治療後の変化と再発
小児鍼で身体をなでると表情が少し緩み、その夜は大泣きせず、泣いても抱っこで眠れるようになりました。
しかし翌日には再び夜泣きが戻ってしまったそうです。
治療効果がすぐ現れるのは、問題がそんなに重くはない証拠なのですが、症状が戻るとなると、日常生活の中に悪化させる原因が潜んでいる可能性が高まります。
母親の不安と過干渉の影響
当院は、子供とお母さんの普段の様子を観察できるように、治療室と待合室を仕切る引き戸は格子の素ガラスにしてあります。
二回目の治療終えて待合室でお会計を待っている間の親子の様子を観察すると、お母さんが片時も離れず心配そうに子供を見守っています。
地震でこどもを守らねばという意識が高まり、母親の不安が子どもに伝わっているのではないかと想定しました。
「少し離れる」ことで安心を取り戻す
そこで、家では安全を確保したうえで、子どもを自由に遊ばせ、 お母さんは少し離れた場所から見守り、振り向いたときだけ笑顔で声をかけるよう助言しました。
この方法を実践したところ、次第に夜泣きが減り、眠りも安定していきました。
回復の兆しと母子の変化
四回目の来院時には、男児はニコニコとご機嫌で、初診時のつり上がった目は消え、 表情に可愛らしさが戻っていました。
母子ともに安心を取り戻し、夜泣きは自然に収束しました。
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