3ヶ月前から続く朝方の胸焼け、嘔気、背中の重苦しさが鍼灸で改善!「内臓体壁反射」を利用したアプローチ
- 3月30日
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更新日:1 日前

3ヶ月続く「朝方の胸焼け」と「背中の痛み」
40代女性の患者様が、3ヶ月前から続く朝方の胸焼け、嘔気、そして背中の重苦しい痛み(モーっとした痛み)を訴えて来院されました。
あわせて、肩こりや歩行時の骨盤の痛みも感じておられました。
肩から背中にかけての筋肉が非常に強く緊張しており、特に背骨のラインに沿って強い圧痛が確認できました。
デスクワーク等の不良姿勢に加え、ストレス性胃炎が重なったことで症状が悪化していたと考えられます。
「内臓体壁反射」による胃腸へのアプローチ
まずは肩と背中のコリをほぐし、胃腸の機能を正常化させる治療を行ったところ、わずか2回の施術で背中の痛みは消失しました。
ここで注目したいのが「内臓体壁反射」という生理現象です。
食べ過ぎやストレスで胃が疲れると、その反応は体の表面(ツボ)に現れます。
・中脘(ちゅうかん): お腹の中心にある胃の重要拠点。
・胃兪(いゆ): 背中側にある胃の反応点。
これらの部位に現れる筋肉の緊張や圧痛に対し、鍼灸や指圧で刺激を与えると、その緊張が解けるのと同時に、反射的に胃の動きが活性化します。
足三里への刺激で胃が動き出す
さらに、有名なツボである「足三里(あしさんり)」への刺激も非常に有効です。
実際に、胃に聴診器を当てながら足三里へ鍼の刺激(雀啄法)を続けると、「グルグル」と胃が動き出す音が大きくなるのをはっきりと観察することができます。
暴飲暴食や胃の疲れには、こうしたツボへのアプローチが即効性を発揮します。
残った腰の痛みは「股関節」が原因
背中の痛みが取れた後、左腰からお尻にかけての痛みが残りました。
改めて詳細な所見を取ったところ、胃の不調とは別に股関節の機能低下があることが判明。
股関節周辺と仙骨孔(せんこつくう)へ刺鍼を行った結果、腰の痛みも速やかに軽減し、計5回の治療で無事に全快となりました。
内臓と体表のつながりを利用した鍼灸治療は、こうした複合的な不調に非常に効果的です。
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