top of page
ECFV (1280 x 250 px) (1).png

「また痛くなった…」再発した五十肩が最短で回復した治療ステップ

  • kazzh14
  • 12月10日
  • 読了時間: 2分

女性が両腕を曲げて肩の高さで構え、肩をぐるりと回している様子を描いたイラスト。肩のストレッチ・肩回し運動を表している。
肩の可動域を広げるための、やさしい肩回し運動のイラストです

60代女性


3週間前、斜め後ろの引き出しを開けようとして左手を伸ばした瞬間、肩にズキッと痛みが走り、それ以来ずっと痛みが続いていたそうです。

「4年前にも自転車で転んで左肩を痛め、整形に2年通ってようやく治したのに…。

ちゃんと治ったと思っていたのに、何気ない動作でまた痛くなってがっかりしました」そう言って来院されました。


来院時は、腕を動かしても痛い、じっとしていても痛い、横になっても肩がズーンと重だるく痛む状態。明らかに炎症が強く、無理に動かすほど悪化する段階でした。


五十肩の痛みの治療でまず大切なのは、炎症がある間は無理に動かさないことです。

一刻も早く炎症を抑え、痛みを減らすことを最優先します。じっとしていても痛む「安静時痛」がなくなれば、炎症期を抜けたサインとみなし、そこからようやく可動域を広げる治療に安全に移行できます。


この方も、まずは痛みを落ち着かせる治療から開始しました。

程なくして夜間の痛みが和らぎ、動かした時の痛みも治まるまでの時間が短くなっていきました。隔週で5回治療した時点で痛みはかなり楽になりましたが、腕の上がりは110度まで低下してしまい、生活には不便が残りました。


そこで治療方針を、可動域改善を目的とした治療へと切り替えました。炎症が引いた段階だからこそ安全に進められるステップです。ここから3ヶ月で7回治療を行い、日常生活で支障なく動かせるところまで改善しました。


トータル5ヶ月で改善。「前は整形に2年通ったのに、今回はずっと早く治って本当に嬉しい」と大変喜ばれました。


肩の治療は、炎症の程度によって治るまでの時間が大きく変わります。一見遠回りのようでも、炎症期に無理をしない冷静な対処こそが、結果的に最短で治る道になります。この方はまさに、その良い例でした。

コメント


カテゴリーメニュー

bottom of page