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車を降りたら脚が麻痺して立てなかった。脳梗塞を疑わせた思いもよらない原因を解明|70代男性

  • 1 分前
  • 読了時間: 2分
高齢者が車に乗って移動している様子を描いたイラスト
長時間の車移動を楽しむ高齢者のイラスト

長時間の車移動後に突然の左下肢脱力

70代男性。6時間もの間、車の後部座席に座り続けた後、降車した瞬間に左下肢に力が入らず転倒しました。

しばらくして回復したものの、翌日も同じように車で戻ってきて降りた際、再び左下肢に力が入らなくなったため、脳のCT検査を受けましたが異常は認められませんでした。

その後、整形外科で1週間後にMRI検査を予定し、それまでの間に症状を改善したいと来院されました。


二度起きた“麻痺”の原因はどこにあるのか

2回続けて起きた下肢の脱力は、神経が一時的に圧迫された可能性を示唆します。しかし、どこで圧迫が起きたのかが分からなければ、同じ症状が再発する恐れがあります。

その説明をしたところ、患者さんが突然こう言われました。

「先生、分かった!腰のコルセットだ!」

普段から側弯があるため、腰にコルセットを巻いて生活しているとのこと。

そしてこの時は、いつもよりきつく締めていたことを思い出されたのです。


コルセットの圧迫で起きた“一過性大腿神経麻痺”の可能性

コルセットの前縁がそけい部(鼠径部)を圧迫し、

大腿神経が一時的に締め付けられたことで麻痺が起きたと考えられます。

大腿神経はそけい部のすぐ下を通るため、

・きついコルセット

・長時間の座位

・姿勢の偏り

が重なると、圧迫による麻痺が起きることがあります。


鍼灸治療で回復し、3日後には小走りで来院

原因が推察できたことで患者さんも安心され、鍼灸治療を開始。

3日後には治療室に小走りで入ってこられるほど回復し、残っていた麻痺も完全に消失しました。

MRI検査を待つ間に、問題はすでに解決してしまった形です。

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