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頚の激痛(石灰沈着性長頚筋腱炎)

  • kazzh14
  • 2 日前
  • 読了時間: 2分

頚の激痛に苦しむ女性。石灰沈着による炎症が引き起こす不安と緊張の一場面。
頚の激痛に苦しむ女性。石灰沈着による炎症が引き起こす不安と緊張の一場面。

30代・女性

 2日前から頚が激しく痛み、ほとんど動かせず仕事もできない状態に。

じっとしていてもズキズキし、時々ピーンと電気が走るような痛みがあり、

物を飲み込むのもつらいとのこと。

整形外科でレントゲンを撮ると「前の骨がギザギザしている」と言われ

薬と電気治療を受けたものの改善せず、シップもアイシングも逆効果だったため、

鍼治療を求めて来院されました。


 来院時は微熱があり、首〜肩に触れるだけで強い痛みを訴え、

筋肉はどれも強く張っていました。嚥下痛があること、

レントゲンで頚椎前方にギザギザが写っていることから、

長頚筋への石灰沈着による炎症と判断しました。


 長頚筋は気管と食道の裏にある筋肉で、そこに石灰がたまると強い後頚部痛

、可動域制限、飲み込みの痛み、発熱を起こします。

薬と安静で1〜2週間で改善するとされていますが、

説明が不足していると激痛で不安が強くなりがちです。


 今回は炎症のピークだったため、まず背中にお灸をして体を緩ませ、

その後、頚の筋肉をやさしくほぐし、最後に浅い鍼で頚周囲の緊張を和らげました。

病状の説明と、痛みはもうすぐ峠を越えることを伝え、安心していただきました。


 三日後の再来時には痛みは8割減り、仕事にも復帰されていました。

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