骨粗しょう症と疲労が重なった急性の腰背部痛|60代女性の鍼灸治療例
- 1月25日
- 読了時間: 2分
更新日:3月27日

◆ 突然の背中〜腰の激痛:60代女性のケース
4日前、お葬式で疲れが溜まっていたところ、トイレでズボンを上げようとした瞬間、背中から腰にかけて「ビーン」と強い痛みが走り、それ以来腰を伸ばせなくなりました。
整形外科では骨密度の低下を指摘され、痛み止めが処方されましたが、
「薬はできるだけ飲みたくない」「湿布はかぶれる」
という理由で鍼灸治療を希望され来院されました。
◆ 骨粗しょう症+疲労で起きる腰背部痛の特徴
診察すると、
• 力を抜いて座ると背中が痛む
• 反ると腰が痛む
• 頸〜背中の筋肉が強く張っている
という状態で、骨粗しょう症に疲労が重なって起きた腰背部痛と判断しました。
鍼で凝りを丁寧にゆるめ、疲労回復を促す治療を行ったところ、
3回の施術で痛みは改善しました。
◆ 最も注意すべきは「圧迫骨折」
骨粗しょう症の背中の痛みで最も警戒すべきは圧迫骨折です。
• レントゲン検査で判断可能
• 初診では「叩打痛(背骨を叩いたときの痛み)」が重要な手がかり
今回の患者さんは叩打痛が強くなかったため、
「まずは鍼で改善する可能性が高い」と判断して治療を進めました。
◆ 骨粗しょう症の腰痛は“痛みの震源地がぼやける”
骨密度が低い方の腰痛は、筋肉やファシア由来の痛みと違い、
痛みの中心がはっきりしないという特徴があります。
しかし、圧迫骨折がなければ、今回のように鍼灸で十分改善が期待できます。
◆ 骨を丈夫にする対策は必須
骨粗しょう症と診断されている場合、
痛みが治っても骨を強くする対策を取らなければ、
将来的に圧迫骨折や慢性痛につながるリスクがあります。
鍼灸で痛みを取りつつ、
生活習慣・栄養・運動などの骨対策を並行することが大切です。
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