逆子 「お腹の中で前転させるのよ」
- kazzh14
- 2025年11月1日
- 読了時間: 2分
更新日:1月22日

1. 初めての逆子治療
鍼灸学校2年生の時、姉の逆子を治そうと、習い覚えたお灸を試した。
足の小指の爪の脇に5つすえるだけの治療だ。
「どう?」
「うん。少し動いた気がする」
30分ほど様子を見ていると、おなかの赤ちゃんが横向きになった。
「うわ、動いた。このまま治るのかな?」
「どうなんだろうね」
「結果がわかったら教えてね」そう言って私は東京へ戻った。
当時はこの先の知識がなかったので、結局頭位に戻らぬまま出産となった。
2006年
2. それから28年後
患者さんから逆子の治療依頼を受けた。
マミちゃんがお腹を診て、私がお灸をすえる——
これを逆子が治るまで毎日続けることにして、再挑戦が始まった。
成功率は半々だった。
もっと確実に治す方法はないかと考えていると、マミちゃんがこんなことを言い出した。
- 大柄な人ほど成功しやすい
- 初産より経産婦の方が治りやすい
- 32週を過ぎると成功率が下がる
- 胎児の動きを感じ取れる人は治りやすい
-逆子体操は、胎児が前転しやすい方向にやるとうまくいきやすい
3. 身体の構造と成功のカギ
「なんでかね?」
とたずねる私に、マミちゃんは
「子供の大きさと、動けるスペースの関係よね。
うまくいく人は、子宮が柔らかく、胎児が動けるスペースがある人よ」
「あ、そうか。じゃあなんで前転なの?」
「水の中で宙返りするなら、前回りと後ろ回りでどっちがやりやすい?」
「胎児は丸まってるから、前回りだろうね」
「そういうこと。頭の位置を確認してから、アンパンマンのぬいぐるみを使って、
赤ちゃんが前転しやすい様に、体操の仕方をイメージさせるのよ」
「マミちゃん凄い!」
「じゃあ、何で胎児の動きを感じ取れる人が治りやすいの?」
「落ち着いている人は、子宮の緊張も強くないんでしょうね」
「ふーん。心と体が連動してるってことね」
4. 成功率7割超えへ
マミちゃんの鋭い観察眼のおかげで、成功率は7割を超えるようになった。
「ところで、お灸は何をしてるのかね?」
「まだ謎ね。三陰交の刺激で子宮口が緩むので、恐らく子宮の緊張を変えてるか、
赤ちゃんを刺激してるのかもしれないね」
マミちゃんが病院研修時代に、
産婦人科と連携しながら臨床試験や研究に取り組んだことが、
確かな成果を生み出していた。
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