症例紹介カテゴリー「脳・神経」のご案内
- 3月6日
- 読了時間: 3分
更新日:4 日前

進行性疾患と後遺症疾患では対応が異なる
神経細胞が徐々に変性していく進行性の疾患と、脳卒中のように血管のトラブルで急に発症し、その後は後遺症として症状が残る疾患とでは、必要な対応が大きく異なります。
前者は診断確定までに時間がかかり、後者は発症直後の緊急対応が重要です。
そのため、初診時の見極めが最も重要なポイントになります。
まずは「緊急性があるかどうか」の判断から
急性発症型の疾患(脳卒中など)は、発症初期に遭遇した場合、一刻も早く医療機関に運ぶ必要があります。
これは鍼灸の範囲を超えるため、迷わず救急対応を優先します。
一方で、進行性疾患は初期症状が曖昧で、見落とされやすい特徴があります。
ここから先は、特に相談が多い 進行性疾患の初期対応 について説明します。
診断前の段階では専門医への橋渡しを最優先に
進行性疾患の初期は、症状が曖昧で判断が難しい時期です。
そのため、当院では症状と身体所見を慎重に確認し、少しでも疑わしい点があれば迷わず専門医へつなぎます。
「鍼灸師にそこまでできるのか?」と思われるかもしれません。
その疑問に対する答えは、私たちが受けてきた特別な研修と、幾度となく患者さんの危機を救ってきた経験にあります。
(背景については、総合病院研修を綴った「命の現場で学んだこと」にまとめています)
重要なのは、誰が見立てるかではなく、患者さんの安全を最優先にすることです。
専門医でも限界があるからこそ、鍼灸が求められる
神経難病は、専門医にかかっても治療の限界に直面することがあります。
保険医療でできる範囲が決まっているため、それ以上のケアを求めて鍼灸院に来院される方が多くいらっしゃいます。
当院では、可能な限り依頼を受け入れ、
• 身体症状の緩和
• 自律神経の調整
• 心のケア
• 生活の質の維持
といったサポートを行っています。
長期ケアを支えるのは、患者と家族への包括的サポート
難病患者さんが長く通い続けてくださる理由は、鍼灸治療だけではありません。
ご本人だけでなく、ご家族に対する心理的ケア、病気に関する教育、家庭でできる対応の指導など、細やかな支援を惜しみなく行っているからです。
40年の臨床経験を経ても、治療費を低く抑えているのは、負担を軽減し、治療を継続しやすくするための配慮です。
長期症例が増えた今、鍼灸ケアの価値を伝える時期に
神経難病の症例は「治った」と言い切れないため、これまで紹介を控えてきました。
しかし、10年、20年、30年と長期にわたりケアを続けてきた患者さんが増え、鍼灸が果たしてきた役割を伝えるべき時期になったと感じています。
脳・神経疾患に対する鍼灸ケアのメリットを、これから少しずつ紹介していきます。
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