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在宅ストレスがもたらす身体の悲鳴:目まい・脱力・思考力低下の背景

  • kazzh14
  • 3 日前
  • 読了時間: 2分
大柄な男性が腕を組んで無表情に立つ前景に、後ろで不安そうな表情の女性が立っているイラスト。二人の間に緊張感が漂い、家庭内の力関係や感情的な圧迫を象徴している。
家の中の沈黙が、心と身体を蝕んでいく——コロナ巣ごもりがもたらした見えない圧力

70代女性

 

1ヶ月前に突然グルグルと目が回って救急車で病院に運ばれた。脳外科でMRI検査をしたが脳に異常は無かった。その後耳鼻科で診てもらっても三半規管に異常は無いと言われ、心療内科でカウンセリングを受けたが、様子を見ろと言われただけだった。

まだ頭がくらくらする。身体の動きが大きいと目まいが起きる。ショックを受けると右腕に力が入らなくなり、頭痛や目まいも強くなる。最近は人や物の名前が思い出せず思考力が鈍ってきた。と言って来院されました。

 

コロナの影響で夫の在宅時間が増えて怒鳴られることが多くなってから体調が崩れた。友人との気晴らしも出来なくなり一日中夫と家の中にいるのが苦痛でたまらないと言われました。

 

結婚は、夫婦のほどよい距離感が長持ちの秘訣なのですが、コロナ巣ごもりが、それを崩したようでした。ご主人は私がよく知る立派な方なのですが、今の時代ではモラハラ夫とラベリングされてしまうようです。ご主人にとっては普通の振る舞いも、過敏になった奥さんには凡てがハラスメントになっているようでした。


来院の度に奥さんの愚痴を聞きながら、5週間で7回治療して良くなりました。

鍼灸院はコロナ巣ごもりの時期に安全に外出できて、気晴らしと身体の治療が出来る貴重な逃げ場所になったようです。

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