眠剤を勧められた2歳男児の激しい夜泣きと夜驚。鍼灸師の『行動分析』で見つけた安心スイッチと劇的解決例
- 2025年12月18日
- 読了時間: 3分
更新日:2 日前

2026.4.21更新
生まれてから続く夜泣きと、2歳を過ぎてからの「夜驚・癇癪」
生まれてからずっと夜泣きが続き、1歳頃からは夜驚(やきょう)が加わり、2歳になると激しい癇癪も起こすようになりました。
夜泣きは2時間ほど続き、ギャン泣きしながら頭を床に打ち付けることも。あやそうとすると怯えるような強い拒否反応が出るため、親御さんも途方に暮れておられました。
保健師・医師からの助言と、眠剤への不安
保健師からは「絵本を読む習慣を」「スキンシップを」「今だけなので様子を見ましょう」といった一般的なアドバイスがあり、かかりつけ医からは「眠剤を飲んでみては」との提案を受けたそうです。
しかし、お母様としては「2歳の子に眠剤を使うのは抵抗がある。鍼で何とかなりませんか」と、切実な思いで来院されました。
病的な異常はなし。必要なのは“環境調整”
お母様からお話を伺いながら、待合室で遊ぶお子さんの様子を観察しました。母親とのやり取り、表情、動き、そして施術中の反応などを総合的に見て、病的な兆候はなく、環境要因が大きいのではないかと判断しました。そこで、まずは夜泣きを誘発しやすい要因をお伝えし、それを避けるようにお願いすることから始めました。
改善しない理由は「こだわりの場所」にあった
しかし、状況はなかなか改善しません。そこで寝る時の様子をさらに詳しく伺い、最終的に寝入るきっかけになっている行為を検証しました。
すると、リビングのソファーで寝るのが一番うまくいくようだと気づいたのです。もしかすると、家族の気配が感じられる場所が、彼にとって一番の安心できるポジションだったのかもしれません。この子にとっての「安心スイッチ」は、寝室ではなくリビングのソファーだったようです。
そこで、「まずソファーで寝かせ、眠りについたら寝室へ運ぶ」という方法に変更しました。
4回の治療で終了。親心に寄り添う解決策
この環境調整を行ったところ、夜泣きが大幅に減少。もし起きても、背中をトントンするだけで再入眠できるようになり、計4回の治療で終了となりました。
大人が考える「正しい寝かしつけ(しつけ)」よりも、子どものこだわりと安心感に寄り添った対応の方が大切だったのです。こうした環境調整を施すことで、小児はりによる「脳の鎮静効果」をより引き出しやすくなり、2年に及ぶ夜泣きと夜驚が劇的に解決しました。
「できるだけ自然な方法を子どもには選んであげたい」という親心に応えることができ、私も嬉しく感じた症例です。
子どもの夜泣きには「行動観察」と「気持ちの言語化」が不可欠
子どもは自分の気持ちを言葉にできないため、泣くことでしか主張できません。夜泣きが続くときは、以下の3点が非常に重要です。
丁寧な行動観察
子どもの気持ちの代弁(言語化)
こだわりポイントの発見
親と治療者の“共同作業”で見つかる解決策
夜泣きの原因は子どもによって異なり、その子に合った「解決のツボ」を探す作業が必要です。
私たちはこれまで多くの親子と一緒に、その子に合った方法を見つけてきました。夜泣き・夜驚・癇癪でお困りの方は、どうぞ私たちの経験をご活用ください。
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