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怒りからくる不眠を消した一言

  • kazzh14
  • 2 日前
  • 読了時間: 1分

80代 女性 

 

深夜2時、眠れず不安げな表情で横になる患者。心の緊張が眠りを妨げる一場面。
深夜2時、眠れず不安げな表情で横になる患者。心の緊張が眠りを妨げる一場面。

「1ヶ月ほど前から寝付きが悪く、

眠剤を飲んでも深夜3時まで眠れないことがある」

と言って来院された患者さんの血圧は 210/100 でした。


会話の端々に息子夫婦への怒りが感じられ興奮状態でした。

そこでまず「心を落ち着かせること」から始めました。


「恋愛をする際、私を嫌いな人に『私を好きになれ』と強要しても、

恋は成就しないですよね。

でも、私を嫌いじゃない人と仲良くするのは簡単ですよね。

相手にもこちらを嫌う自由はあるので、そこは放っておいて、

仲良くできる人と楽しい時間を増やすほうが賢いと思いません?」


私がそう言うと、患者さんはすぐにその意図を理解し、

表情が和らぎました。血圧は 180/90 まで下がり始めていました。


その後


4日後、再び来院された際には

「おかげさまで、あの日からぐっすり眠れています。

深く考え込まなくなって気持ちが楽になりました。」

と報告がありました。


その後5ヶ月ほど腰痛・肩こりの治療を続けましたが、

不眠を訴えることはほとんどありませんでした。                                         

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