不眠と高血圧を心の整理で改善|息子夫婦への怒りが原因だった80代女性の症例
- 2025年11月23日
- 読了時間: 2分
更新日:3月9日

1ヶ月前から続く不眠と高血圧で来院した患者
「1ヶ月ほど前から寝付きが悪く、眠剤を飲んでも深夜3時まで眠れないことがある」
そう訴えて来院された患者さんの 血圧は 210/100 と非常に高い状態でした。
会話の端々から、息子夫婦への怒りが強く、興奮状態が続いていることがうかがえました。
まずは 心を落ち着かせること を優先して治療を進めることにしました。
心の緊張をほどくための“視点の転換”
患者さんには、次のような話をしました。
「恋愛でも、私を嫌いな人に『好きになれ』と強要しても成就しませんよね。
でも、私を嫌いじゃない人と仲良くするのは簡単です。
相手にもこちらを嫌う自由はあるので、そこは放っておいて、
仲良くできる人と楽しい時間を増やすほうが賢いと思いません?」
この言葉を伝えると、患者さんはすぐに意図を理解し、表情が和らぎました。
その時点で 血圧は 180/90 まで下がり始めていました。
4日後には「ぐっすり眠れています」と報告
4日後に再来院された際には、
「おかげさまで、あの日からぐっすり眠れています。
深く考え込まなくなって気持ちが楽になりました。」
と嬉しい報告がありました。
その後、腰痛・肩こりの治療を約5ヶ月続けましたが、
不眠を訴えることはほとんどありませんでした。
心の負担が身体症状として現れる典型例
この症例は、
• 強い怒りやストレス
• 思考の堂々巡り
• 家族関係の緊張
が、
不眠・高血圧・身体のこわばり として現れた典型的なケースです。
心の緊張をほどくことで、
身体の反応も自然と落ち着いていきました。
人の怒りは、解決策が見えない時に起こります
息子夫婦が自分を軽んじていることを改善させたくても、自分に妙案はないから怒りが湧いてくるので、何らかの手立てが思い浮かんでいるのなら、腹は立ちません。
でも、相手方の心情を変えるのはとても難しいので、あきらめるのが最も早い解決策です。
これをどうやって患者さんにわかってもらうかが治療の要になります。
幸いこの方は、私のたとえ話からその意味をくみ取ってくれたようです。
%20(1).png)




コメント