癌と診断されたときの気持ちの切り替え方
- kazzh14
- 3 日前
- 読了時間: 2分

60代男性
「大腸癌と診断されたので相談したい」と連絡がありました。
2年ぶりの健康診断で便潜血に引っかかり、
再検査で大腸癌が見つかったとのこと。
突然の診断に気持ちが追いつかず、
「セカンドオピニオンは受けた方がいいのか」と不安な様子でした。
私は「自分なら迷わずすぐに手術する」と伝えました。
内視鏡と組織検査の精度は高く、
「誤診かもしれない」という期待で検査を先延ばしにするほど、
癌の進行リスクは上がります。
奥様も「切ったほうがいい」と考えていたため、
早期手術に踏み切ることを勧めました。
患者さんはすぐに入院し、内視鏡手術で切除。
早期発見だったため侵襲も少なく済みました。
しかし細胞診の結果、抗がん剤治療が必要と告げられ、気落ちして再来院されました。
そこで私はこう伝えました。
「早く手術した判断は正しかった。
ここまで“早期発見・早期治療”で来ているんだから、
抗がん剤は万全を期すための追加治療。
気持ちを切り替えて、免疫力を上げるために趣味に没頭しなさい」
その後、一度腸炎で1ヶ月入院しましたが、
退院後は食欲も戻り体調も回復。
そして5年後、五十肩で来院された際に
「先生、あれから5年経ちました」と報告してくれました。
二人で心から喜び合いました。
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