症例紹介カテゴリー「消化器」のご案内・ゲップとおならの話で解説
- 3月7日
- 読了時間: 3分

げっぷは胃で発生したガスではありません
「げっぷ=胃の中で発生したガス」と思われがちですが、実は違います。
げっぷのほとんどは、食事や呼吸の際に無意識に飲み込んでいる空気です。
熱い麺をすするとき、空気を一緒に吸い込まないと熱すぎて食べられません。
唾液を飲み込むときも、空気が混ざります。唾を吐くと泡が混じっているのは、そこに空気が含まれている証拠です。
人は1日に 1〜1.5Lの唾液を分泌し、500〜1000回に分けて飲み込んでいます。
そのたびに少量の空気が胃に入ります。
緊張して生唾を飲む回数が増えると、当然げっぷも増えます。
飲み込んだ空気はどこへ行くのか
飲み込まれた空気は、
• 一部はげっぷとして口から排出
• 残りは腸へ送られ、腸壁から吸収(=溶解)
• 血液に溶けて肺へ運ばれ、呼気として排出(=脱気)
というルートを通ります。
これは、
お湯を沸かすと溶けていた空気が気泡になる
ビールを注ぐと溶けていたガスが泡になる
のと同じ現象です。
だから、たくさん空気を飲み込んでも、ほとんどは音もなく肺から出ていきます。
では、げっぷが盛んに出るとき何が起きているのか
最も多いのは、緊張による空気嚥下の増加です。
お腹を軽く叩くと「ポンポン」と太鼓のような音がすることがあります。
これは胃に空気が溜まっているサインです。
こういうときは、
• みぞおち周辺
• その裏側の背中
が強く張っています。
げっぷを改善する鍼灸
鍼灸では、
• みぞおち・背中の緊張を緩める
• 横隔膜を使った腹式呼吸を指導
• 首肩の緊張を緩めて「息の吸いすぎ」を改善
• 足三里などで胃の蠕動運動を促し、空気を腸へ送る
• 足の血管を開いて脳の充血を改善し、興奮を鎮める
といったアプローチを行います。
これにより、
胃の空気が自然に腸へ流れ、げっぷが減っていきます。
自分でできること
• 一度に大量のゲップをしないように、トントンと胸を叩いて少しずつ空気を放出する
• 腹式呼吸で息を吐ききることを意識すると、気持ちも落ち着き空気嚥下も減ります。
• 食事の後横にならずに、飲み込んだ空気が出るのを待つ(授乳後のゲップと同じ)
• 腰を伸ばし、胸を張ってげっぷが出やすくする
おならは腸内細菌が作るガスが中心
おならは飲み込んだ空気ではなく、
腸内細菌が食べ物を発酵させることで作られるガスが主成分です。
だから、おならを減らすには
腸内環境を整えることが最重要です。
自分でできること
ヨーグルトや整腸剤は人によって合う・合わないが大きいので、
抗生物質を飲んだ後など腸内細菌が減ったタイミングで、自分に合うものを試しておくと良いでしょう。
ウォーキングをすると腸活によく、歩きながらおならをすることで、自然に腸が整います。
おならを改善する鍼灸
鍼灸では、
• 腸の蠕動運動を促す
• 下腹部の緊張を緩める
• お通じを良くする
• 温灸で腹部を温め腸の血行を良くする
といった施術を行います。
腸の動きが整うと、ガスの発生が抑えられ、おならの回数も減っていきます。
鍼灸は体性自律神経反射で内臓の働きを整える
鍼灸の刺激は、
皮膚・筋肉 → 脊髄 → 脳幹 → 自律神経
というルートで内臓に影響します。
• 胃の動きが良くなる
• 腸の動きが整う
• ストレス反応が落ち着く
という変化が起こり、
げっぷ・おならの根本改善につながります。
実際の症例を紹介
ここでは、様々なケースを紹介しています
• 胃もたれ
• 胸やけ
• 逆流性食道炎
• 便秘
• 下痢
• 食欲不振
• 胃痙攣
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