痛くて首が全く動かせない・ものを飲み込むのも痛い原因は?長頚筋への石灰沈着が疑われた30代女性の症例
- 2025年12月10日
- 読了時間: 2分
更新日:2 日前

首が急に動かせず仕事ができない|30代女性の相談
30代の女性が「首が痛くて全く動かせない。仕事ができない」と来院されました。
2日前からズキズキとした痛みが続き、じっとしていても痛みが走り、ものを飲み込むのも痛い状態でした。
首から肩まで強い炎症|長頚筋への石灰沈着を疑う
整形外科でレントゲンを撮ると「前の骨がギザギザしている」と言われ、薬と電気治療を受けたものの改善せず、シップやアイシングも逆効果で悪化。
強い不安を抱えて鍼灸を希望されました。
来院時は微熱があり、首から肩にかけてどこを触っても激痛。筋肉はビンビンに張りつめ、明らかに急性の強い炎症が起きていました。
嚥下痛があること、頚椎前方にギザギザした影があることから、長頚筋(ちょうけいきん)への石灰沈着による急性炎症 が疑われました。
長頚筋に石灰が沈着すると起こる症状
長頚筋は頚椎の前面、気管と食道の裏側にある深い筋肉で、石灰が沈着すると急激な痛み・運動制限・飲み込み痛・発熱を伴うことがあります。
薬だけ渡されても、説明がなければ不安が強ってしまいます。
炎症ピークのため、まずは痛みを落ち着かせる治療
炎症がピークだったため、まずは背中にお灸をして緊張をゆるめ、首の筋肉を優しく手でほぐし、最後にごく浅い鍼で周囲の筋緊張を緩和しました。
病態を丁寧に説明し、「痛みのピークはもうすぐ過ぎる」ことを伝えて安心していただきました。
3日後には痛みが8割軽減し、仕事にも復帰できるほどに改善しました。
予後を示す大切さ
病院で、もっと詳しくこの病気について説明をして、痛みが治まるのに数日かかることを言っておけば、患者さんが慌てることはなかったと思います。
こういう方が鍼灸院に飛び込んできたとき、きちんと受け止めて、この後どういう経過をたどるか(予後)を説明できれば、患者さんを安心させて、治療効果が出るところまでもっていくことができます。
このひと手間が医療機関に不足しています。
人知れずネット裏でキャッチャーミットを構えて、取りこぼしを拾っているのが私たちです。
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