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野球の球が手の甲に当たった小学生の打撲痛を、鍼灸と心理ケアで消したあらまし

  • 2月4日
  • 読了時間: 2分

更新日:4 日前

野球の練習中に手の甲を負傷した少年が鍼灸治療を受けている様子をイメージしたイラスト
野球を楽しむ子供、青いヘルメットをかぶってバッティングの準備中。

打撲の原因はコーチの投げた球


野球の試合前の練習中、コーチが投げたボールが左手の甲に直撃したそうです。


コーチは謝ることも、手当をすることもなくその子を試合に出しました。


少年は痛みをこらえてプレーを続け、ライナーをキャッチした瞬間に鋭い痛みが走り、さらにフライを打った際にも激痛が走って手が腫れ、痛みに耐えられなくなり、途中で離脱を申し出たそうです。


診断は打撲でも痛くて動けない


遠征先から痛みをこらえて帰宅し、すぐに医療機関でレントゲン検査を受けたところ、打撲と診断されました。


しかし「少しの振動でも痛がり、怖がって手を動かさないので何とかならなりませんか」と言って親御さんが連れて来ました。


まずは心のケアが先


治療室に入ってきた少年は、誰にも触れられないように傷めた手をかばい怯えていました。


これまでの経過を伺って、この子の不安や混乱、そして大人たちの無神経な対応にどんなに心細かっただろうかと思い、胸が痛くなりました。


手指の麻痺がないことを確認し握力を測ると、右11kgに対し左は0kg。怖くて力を入れられない状態だと判断しました。


「痛みをこらえてよく頑張ったね。


チームに貢献して偉かったよ」と声をかけると、緊張がほどけたように笑顔を見せてくれました。


痛みの発信源は骨膜


打撲した手の甲はどこを押しても痛がり、打撲した部位の骨膜の過敏性が治まっていないことがうかがえました。


また、手首を背屈させる筋肉に沿って圧痛が並んでいたため、打撲の影響が手首の伸筋群にも波及していることがわかりました。


極細の鍼で骨膜を軽く刺激して過敏性をやわらげ、お灸も併用。治療後には圧痛が軽減したことを確認し、手首を保護するテーピングを施して終了しました。


施術4日で痛みは消失笑顔が戻った


二日後には左手が動かしやすくなり、圧痛は約1/3に減少。


握力も回復していました。同様の施術を行い、さらに二日後には「もう痛くないです。大丈夫です」と元気な表情で来院。


手を叩いても動かしても痛みがなく、圧痛も消失していたため「頑張ったから、お母さんに好きなもの買ってもらえ」と言って治療を終えました。


受傷した時の精神的ショックをきちんとフォローしないと、治るものも治らなくなります。

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