3歳児のかんしゃくを止める逆転の発想:気持ちの切り替えが鍵
- 9 時間前
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かんしゃくを起こしてる最中に躾けなんかきかない
三才のお子さんが最近かんしゃくを起こして困っていると若いお母さんから相談されました。
物を投げたり噛みついたり、泣き続けたりするそうで、これを放置したら、大きくなった時困るだろうと心配だ。
どうやって落ち着かせてかんしゃくを起こさない子に躾けたらいいのか分からないとおっしゃっていました。
そこで、子供がかんしゃくを起こすのはどんな時ですか?と尋ねると、電車遊びでレールの上に電車を正確に乗せられない時などだそうです。
その時お母さんはどうしていますかと尋ねたところ、「何でそんなことするの」と言ってやってはいけない事を教えている。と返事が返ってきました。
なるほど!母親としては、ここはきちんと躾けをするタイミングだと考えて、理詰めで諭そうとしていたようです。
しかしかんしゃくを起こしている三才の子供にこの手は通じません。
感情を発散させて、気持ちを切り替えさせるのがコツ
そこで、私からこうアドバイスをしました。
「次からは子供のかんしゃくを無視してお母さんだけ別な遊びを始めて下さい。
子供がそれを邪魔したり、お母さんのおもちゃを蹴飛ばしたりしたら、後ろを向いてまた別の遊びをして下さい。
それでも邪魔してくるならその場を立ち去ってお菓子を 持ってきて子供 の目の前で食べ て下さい。
子供が欲しそうな顔をしたら、『食べる?』と言ってだっこしてお菓子を与えて下さい。
そうすれば子供はけろっとかんしゃくを忘れてしまうはずです。」
じゃあどうやって躾をするの?
それを聞いたお母さんは、それでは躾にならないのでは?と言いたげな表情でしたので、
「躾も大事だけど、今までのやり方ではうまく行かなかったのなら別な方法を試してみませんか?
感情が爆発しているときに理詰めで説き伏せられては子供も辛いでしょう。
それよりさっさと気持ちを切り替えさせて別な遊びに引き込む方が現実的です。
まずは論より証拠。試してみて下さい。」
とお願いしました。
理屈より現実が上でしょ
一週間後に来院したお母さんの口から出たのは
「言われたとおりに別の遊びを始めた途端、子供はかんしゃくを忘れて一緒に遊び始めました。
それ以来あまりかんしゃくを起こさなくなり、イヤイヤも減り、ご飯もよく食べるようになりました」でした。
さらに、「始めはそれでは躾にならないのではないかと心配でしたが、実際に子供の変化と私自身の気分を観察すると、この方がずっとましだなと思えるようになりました。」 と言う感想が返って きました。
そもそも、3歳児に説教しても効果なんかありません。
さっさと別な遊びに切り替えさせるのがコツ。
大きくなって癇癪持ちにならないようにする育て方は次の通りです。
癇癪封じの4原則
かんしゃくは、誰でも起こす感情爆発だととらえ、悪いことだと思わない。
躾は、口でするのではなく、親がやって見せるもの
いつまでもうまくできないことと向き合わせないで、場面を切り替えてあげる
「何をしてても可愛いよ」と抱っこして愛情を伝える
待ってる間に観察。遊ばせながら問診
小児鍼に来た子供には親御さん(たいていはお母さん)としばらく待合室で遊んでもらうようにしています。
その間私はさりげなくお母さんと子供のやりとりを観察します。
子供が場所に慣れたところで私が待合室に行って、一緒に遊びながらお母さんから話を聞きます。
夜泣きや疳の虫、言うことを聞かない、かんしゃく持ちなどは子供の問題だけでなく、育児上のちょっとしたトラブルが原因のことも多いものです。
子供を遊ばせながらお母さんとリラックスした状態でお話をしていると多くの情報が得られて原因を見つけ出しやすくなります。
また、子供との上手な遊び方を実際にやってみせることでコツを掴ませるのも大事です。
そして、子供が私にも慣れたところで治療室に移動させて治療に入ると事がスムーズに運びます。
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