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牽引と注射で悪化した手のしびれ|筋肉のコリが原因だった

  • 5月23日
  • 読了時間: 2分
灯油缶を両手で持ち、肩や腕に負担をかけている男性のイラスト。筋肉のこりによる手のしびれを表現。
灯油缶を運ぶことで首から腕の筋肉がこり、手のしびれを引き起こした例

左手のしびれと力の入りにくさ


60代男性が左手に電気が走るようなシビレを感じ、手が腫れぼったく力が入りにくいと訴えて来院されました。


整形外科では首の骨の変形が原因と診断され、1週間の牽引と2週間の注射治療を受けたところ、症状はかえって悪化してしまったとのことでした。


原因は首から腕にかけての筋肉のこり


年齢的な骨の変化もあるものの、患者さんは灯油缶を頻繁に運ぶ生活習慣がありました。


そのため、首から腕にかけての筋肉が強くこり、筋肉が神経や血管を圧迫する絞扼性神経障害(こうやくせいしんけいしょうがい)を起こしていたようです。


鍼治療で筋肉をほぐし、4回で改善


整形外科医が言う首の骨の変形からくるしびれなら、牽引や注射も効果を発揮するはずなのですが、意外と落とし穴になるのは、筋肉のコリからくる神経と血管の絞扼(締め付け)を整形外科医が軽んじていることです。


実際、絞扼性神経障害の治療は、手術で締め付けている組織を切ることになっており、それ以外の治療法は用意されていません。


だから、筋肉のコリによっておこる程度の神経障害は、治療の対象にしていないのです。


鍼は、筋肉の頃を解す効果が何よりも高いので、絞扼性神経障害の治療法としては第一選択になるべきものです。


鍼灸が医療として扱われていないために、こうした優れた治療法が公的に認知されていないことはとても残念です。


年齢的に首の変形は起こっていても、それがしびれの直接的原因になっているとは限りません。


その辺の吟味がなされていないのが、実情なのです。


さて、話はそれましたが、この方の場合、複数個所の絞扼が起きていたので、首から腕まで硬くなった筋肉を丁寧にほぐしていきました。


結果、4回の治療で手のしびれが消失し、手の力も戻りました。


再発時も早期治療で2回で回復


4年後の冬、同じ症状が再び現れましたが、患者さんはすぐに来院。


早期に治療を受けたことで、わずか2回の施術で完治しています。

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