top of page
かとう鍼灸院.png

「こんな症状良くなりますか?」と
お問い合わせ下さい。
 

お話を伺って最適なご提案をします。

PA080529.jpg

Add a Title

繰り返すマウス クリックで起きた腕の痛み|40代男性の鍼治療例

  • 5月27日
  • 読了時間: 3分
白いマウスをクリックしている手の写真
マウスも一日中使っていると腕が痛くなる

■ 「痛みは減ってきているけど、もっと早く治したい」


「2週間前から右手が痛くなり、マウスのクリックを繰り返すと悪化する。

整形外科では“頚の神経の炎症”と言われ薬をもらった。

痛みは減ってきているが、早く治したいので診てほしい」


そう言って来院された40代男性。


「痛みは減ってきているが早く治したい」 ——まあ、そういう希望もあるよね。


標準医療で満足できない人の“プラスアルファ”を提供する立場としては、


「そのうち治りますよ」とは言えず、もっと早く治す道はないかと、汗をかくことになる。


■ 「頚の神経の炎症」で説明するのはちょっと大雑把じゃない?


そもそも、頚の神経の炎症で“手”が痛くなるという説明、ちょっとあやしい。


要するに「痛みの出どころは頚だ」と言いたいのだろうが、字面通り「頚の神経炎」と取られてしまうと、思わぬ誤解を生んでしまう。


だから、患者への説明は少し時間がかかっても、医学的正確さを欠かさないようにしている。


■ 「痛いところはどこですか?」


では、正確な見立てはなんだろうか?


そこで改めて質問。


「マウスのクリックを繰り返すと、右手のどこが痛くなるのですか?」


患者さんは 前腕 を指さした。


「え?あなたにとってそこは“手”なんですね―」


こういう行き違いがあるから、実際に辛いところを本人に指示させるようにしている。


今回も、これで誤解が解けた。


■ マウスの疲労は手首の背屈が原因


“クリック”と聞くと「押す」動作をイメージするが、そっちに気持ちを持っていかれると、発痛源の探索は屈側になる。


しかし、実際には 指をマウスの上に乗せたまま、押さずに浮かせていれば示指伸筋が疲労する。


手首の背屈が強ければ、腕橈骨筋も疲労する。


クリックを繰り返すと、屈筋の方が強いので、指をもとの位置に戻す伸筋の方が先に音を上げる。


ということで、痛むのは伸筋群だ。


■ 結局「テニス肘」だった


痛い場所を丁寧に探っていくと、外側上顆炎、いわゆるテニス肘 を起こしていた。


念のため、頚の神経の出口を探ってみたり、首を動かして痛みが再現できるか試してみたが、はっきりした所見はない。


「痛みの直接的原因は肘じゃないの?」


そう思いながら、念のため頚と肘の両方に取穴して治療。


さらに、腕を休めるため クリックする指を変える ようアドバイス。


その結果——

  • 2回の治療で痛みは半減

  • 痛み止めが不要に

  • 週1回×4回の治療でほぼ改善


■ これでも早く治ったほうだよ


「早く治したい」との希望だったが、終わってみれば 結局1ヶ月


まあ、テニス肘とすれば1ヶ月はいい方だ。


患者さんも、あのまま、「頚の神経の炎症」として薬を飲んでいても、どうなのかなと?感じて鍼灸も追加したのだろう。


そういう直感は大事だよね。



コメント


カテゴリーメニュー

お問い合わせ

bottom of page