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PTSDが引き起こす腰痛:尻餅の衝撃と心の傷

  • 1月12日
  • 読了時間: 2分

更新日:3 日前

木槌を持った作業服姿の大工が木の足場に立つイラスト。腰痛と恐怖体験を象徴する場面
尻餅ひとつで心が凍る。言葉が癒しにも、痛みにもなる

急な腰痛の背景に潜む「恐怖体験」


定期的に腰痛治療に訪れるある大工さんが、今回は「左の腰がミリミリ苦しい」と訴えて来院されました。


話を聞くと、午前中に足場から落ちて、地面に尻餅をついたとのこと。


検査では大きな異常は見られませんでしたが、本人は腰の違和感をしきりに気にしていました。


痛みの原因は身体ではなく「心の衝撃」


違和感の強さに不自然さを感じた私は、「尻餅をついたとき、どんな気がしましたか?」と尋ねました。


すると彼は「死ぬかと思った」と答えました。


さらに「誰か見ていましたか?」と聞くと、現場にいた父親が見ていたとのこと。


「その時、お父さんは何と言いましたか?」と尋ねると、予想通り「何してんなだ。ばーが」と言われたそうです。


恐怖と羞恥が心に残した「凍りつき」


実際には軽い尻餅だったものの、彼の中では命の危険を感じるほどの衝撃だったのです。


その直後、立ち上がれないほどのショック状態の中で浴びた言葉が「ばーが」。


この一言が、恐怖に凍りついた心を癒すどころか、さらに深く傷つけてしまったようでした。


その未消化の感情が、腰痛を長引かせる原因になっていたのです。


心のケアが身体の回復を促す


治療後、私は家内にお願いして、会計時に彼へいたわりの言葉をかけてもらいました。


「○○さん、大変でしたね。びっくりしたでしょう。無事で本当に良かった。怖かったですよね。」


その言葉に、大工さんは恥ずかしそうにしながらも、当時の恐怖を語って帰っていきました。


翌日の変化:表情と痛みの軽減


翌日、再び来院された彼はすっきりした表情で、「朝起きたときに右の腰が少し痛かったくらいで、ずいぶん楽になりました」と喜んでいました。

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